研修のご案内

お申し込みいただいた皆様へ

研修お申し込みフォームの内容が確認され次第、ご返信いたします。3~4日たっても返信がない場合は、申し込みフォームの内容が届いていないことがございます(文字化けやサーバーの不通など)ので、お問い合わせください。
申し込みに関係のあるお問い合わせもこちらにお願いいたします。

やりたいこと別

書籍・DVD紹介

プレミアム会員登録

会員特典・詳細へ

研修スケジュール

よくある質問

個人様向け研修

心を築き、ハートを育てる アドラー心理学

「勇気づけの効果を動機づけ理論から探る」(16)

2010/04/14

「勇気づけの効果を動機づけ理論から探る」(16)
ヒューマン・ギルド 代表 岩井俊憲

 デシの『人を伸ばす力―内発と自律のすすめ』(新曜社)を読み取りながらアドラー心理学との共通点を探る第16回目です。第12章の「統制されても自律的に生きる」の解説ですが、もうこの辺になると理論面では反復が多くなっていますので、ケースと最後のまとめにだけ触れておきます。
 デシがサンフランシスコ地域のある会社のコンサルタントをしていたときの話です。
 その会社のトップは統制的で、彼の部下の8人の管理職は、不満を持ちながらも自分たちの部下には統制的になり、彼らのもとで働いている約100人の部下にも不満が及んでいました。
 デシは、その会社でコンサルタントをしている間、主に管理職の8人に注意を向け、彼らが部下たちに対して自律性を支援するようになる道を探ることに時間をかけました。アドラー心理学の用語を使えば、「部下たちに対して自律性を支援するよう勇気づけた」ということになるでしょう。
 デシがコンサルタントをしながら彼らとミーティングを行っていた2、3カ月の間に、彼らのオフィスのドアの開かれている時間が徐々に長くなっていき、彼らがお互いにつき合う時間も長くなり、互いに支援し合い、共に問題の解決にあたるようになったのです。
 管理者相互間の関係が変わるとともに、部下に対してより自律的に支援するようになり、会社全体の志気も高まっていきました。
 変化は、相互間、対部下に留まらず、対上司にも現れました。上司に対して以前と違った接し方をするようになったのです。
 これまでのような、ただ不満を言うだけの指示待ち人間ではなく、必要なことを上司に要求するようになり、いままでのように「はい、わかりました」と言って怒って立ち去るのではなく、きちんと建設的なやり方で、上司に異論を唱えるようになったのです。それだけではありません。上司がすぐに応答してくれそうなときに話ができるように、上司のムードを読むことも学び、そして、上司から支援してもらえるように、上司に支援を与えることを学んだのです。
 デシはさらに、管理職の人たちと行った合宿で、彼らにグループ・ミーティングの場でお互いに肯定的なフィードバックを与えるように勧めました。この部分は、アドラー心理学の「クラス会議」の手法と共通するところがあります。練習により次第に肯定的なフィードバックに慣れてきた彼らにとって、「上司をマネージする」ことについて学習したことの1つは、上司に肯定的なフィードバックを与えることが役立つということでした。
 8人の管理職の行動の変化は、会社にとって望ましい効果がもたらされました。
 この章の最後には、「変化への出発点は、自分を受け入れ、自分の内的世界に関心を持つこと」と、自己受容、自己肯定感と自律性に向けての変化が欠かせない関係にあることを明らかにしています。
「意味のある変化は、自分を受け入れ、自分の行動の理由に対して興味を持ち、そして、今までとは違ったように決めたときに起こるのである」

ニュースレター2009年10月より


HUMAN GUILD ヒューマン・ギルド:ページの先頭へ戻る

HUMAN GUILD ヒューマン・ギルド Copyright (C) 2012 hgld.co.jp All Rights Reserved.

企業研修、心理学講座、カウンセリング、カウンセラー養成のヒューマン・ギルド トップページ

やりたいこと別一覧へ